オンライン開催（アーカイブ配信あり）
2025年12月24日（水）
※2週間のアーカイブ配信あり

参加対象

・「健康であること」に興味がある全ての方々。
・今後「歩行」や「足部の構造」について学んでみたいと考えている方
・現在、セラピストまたトレーナーとしてクライアントにサービスを提供している方

健康であるということ

私たちの身体を「構造（筋肉・骨・関節）」として理解することは、健康を考えるうえで欠かせない視点です。

しかし同時に、人の身体は決して一様ではありません。
日々口にする食事、嗅いできた匂い、これまでの怪我や病歴、当時に抱いた感情、さらには文化や生活環境まで——
人はそれぞれ異なる背景のもとで、自身の身体を形づくっています。

本講習では、こうした個人差を前提としながら、身体を多角的に捉えるための視点をご提案します。

【健康であることの価値】

怪我や病気を経験すると、時間・費用・労力といった多くの負担が生じます。
「健康であること」の本当の価値は、失って初めて実感されるものかもしれません。

その価値を守るために重要となるのが、以下のような複合的な視点です。
•環境的な視点
　食事内容や生活習慣の違い
•構造的な視点
　身体は感覚器の集合体であるという理解（靱帯・腱・筋肉など）
　皮膚と感情の相互関係
　眼と平衡感覚（バランス）
•栄養的な視点
　「何を食べるか」だけでなく、「何を食べないか」という選択

これらは、筋肉や関節といった単一の要素にとどまらない、より本質的な身体の捉え方です。

替えのきかない身体と、どう向き合うか
私たちの身体は、生涯にわたって替えのきかない存在です。
また、何らかの不調や課題を抱えていない人は、ほとんどいないのが現実でしょう。

では、その唯一無二の身体と、どのように向き合い、コントロールし、維持していくのか。

本講習は、2026年より始動予定の
「ホリスティック・ムーブメント」プログラムのプロローグとして、
「健康であること」への新たなアプローチをお伝えします。

「歩く」ことから、健康を見直す
健康を深く掘り下げるにあたり、本講習では**人間の基本動作である「歩行」**に焦点を当てます。
「歩く」という日常的な動作から得られるさまざまなフィードバックを手がかりに、
足部の構造、そして身体全体へとつながる感覚とその連動性を、丁寧に紐解いていきます。